SUGOI-ne栽培のレリア アンセプス
  ウオータースペース無しで無造作に自生地再現。
  根が外に出ない。ラン菌にいるところに根を伸ばす。


プライミング効果???
プライミング効果とは、人間最初に見聞したことが、脳の深いところに残り、
生涯これに囚われること。

ラン栽培でこのプライミング効果から抜け出すことが最も難しい。
ラン栽培を始めるとき、テレビ、本、蘭園見学、花店の説明・・・などから見聞して知識を得る。
学のある人は、徹底的に本を集め知識を集積してからラン栽培をスタートさせる。
しかし、これまでのランの本、講座にはランのライフラインが削除、欠如している。
ランの根本である「菌根植物」という植物分類?? 仕分けからの栽培法がない。
ランは菌根植物であるということを念頭に置いてSUGOI-ne栽培する人と、
全然考えないで・・・やる人では・・・・その結果に天と地ほどの差がでる!
不思議なことであるが・・・これまでの本、栽培講習会で・・・
ラン科植物が「菌根植物」であるという根本からかかれ説明されたものは殆どない!
大学受験勉強のような暗記と記憶。
そんなもので植物栽培は出来ないのであるが・・・・


この宇井清太の文章にも、その道の専門家からみれば専門用語、字句の誤りは多いにちがいない。
そんなもの、後からいくらでも訂正出来るものである。
ラン栽培で訂正できない失敗が最も怖いのである。
鉢にランが生きるライフラインを構築できないことが・・・。
ランを植える前から・・・本から得た知識を・・・宇井清太より持っている人もいる!
しかし、そいう人に・・・潅水してもらうと、潅水一つ出来ない。
一年後、SUGOI-neで植えても無惨な鉢。
想定外のことが起こる。
これと同じ例が・・・佐渡島のトキセンターで起こった!
放鳥目前で・・・珠玉のような8羽が・・・小動物から殺害された!
これに関係した専門家は鳥類のその道の権威者であろう。
だが・・・天敵まで含めた専門知識が欠如していた。
佐渡の食物連鎖を知らなかった。
トキがドジョウを食べれば・・・・トキも別な動物から食べられる・・・・ということである。
(ランでいえば・・・・枯れ落ち葉の炭素循環。)
こういう失敗は、ランの経営であれば・・・即破綻、会社破産である。
テレビに出ている人を大権威者、何でも正しいと思ってしまう。
近頃・・・・若い園芸研究家が・・・・植物、農業、園芸というのは・・・そんなに浅くはない。
ガーデニングブームの中で・・・なんか安直。軽薄。
本も同じ。
植物、ラン栽培で最も怖いのが、このことである。プライミング効果。
そういう人は頭の中でラン栽培を構築している。
その知識は・・・全て受け売り。
言葉を聞けば・・・誰が書いた本を読んだか解かる。
どこの蘭園を見学したかわかる。
これまでの本、栽培講座で欠如しているもの。
それはラン科植物は全て「菌根植物」であるということである。
この根本が説明されていないから、ラン栽培がおかしくなっている。


鳥は卵から孵化した時、最初に見た動くものを「親鳥」と認識する。
これと全く同じことがラン栽培する人に当てはまるのである。
感化と固定観念。
これからラン人生の生涯にわたって、最初見聞したものから囚われ、脱却出来ないことになる。
そういう人は、唯の普通の人である。
前例に従って・・・・行うだけの人になる。
歴史上の天才は、ほとんど全てこのプライミング効果から脱却した人であろう。

そういう観点から現在のラン栽培している人を考えてみると、
ほとんどの人がプライミング効果に囚われている。
本も多数出た。それを読んだ。
テレビでも栽培講座があり、毎週見た。
有名蘭園もあちこち見学した。
ラン会に入会して先輩の話を聞いた。
これらは、全て・・・素晴らしい花を咲かせたいがための努力である。
しかし、結果は逆になる場合ある。
鵜の真似カラス水に溺れる!
SUGOI-neを皆さんから使用して頂いて、成功した人と大失敗した人に分かれた。
成功した人は、
  ○ 本当の初心者、宇井清太を「親鳥」と認識したからSUGOI-neのマニュアル通りした人。
  ○ ベテランでも、本当に深い知識と経験と技術を持ちそれを直ぐに栽培に応用できる能力を持っていた人。
この本当に深い・・・というところが・・・・日本の蘭界にザラにいる人材ではない。
しかし宇井清太の予想より多くおられた!
やはり、世の中にはいるのである・・・本当にランを知っている人が・・・。
そういう人が21世紀の蘭界をリードする人であろう。
このラン菌による炭素循環ラン栽培は・・・そういう人から普及して頂きたいために・・・これを書いている。

 失敗した人は、
  ○ 中途半端なラン栽培経験の人。
     数年前、10年前の最初に見聞したプライミング効果に囚われている人である。
     ラン栽培を覚えたつもりでいる人である。大した経験もないのに・・・・。
     ラン栽培の1サイクルは10年である。
     ラン歴10年と自慢する人がいるが、稲栽培なら、ダイコン栽培なら1年のキャリアである。
     ランの栽培の全ステージを一つ通るのに10年を要するということ。
  ○ 大ベテランの人はSUGOI-neのマニュアルをペラペラと流し読みした人である。
     こういう人はこれまでの水ゴケ、バーク、軽石栽培の経験で行なう。
     この経験も、何十年前に先輩から見聞したもの。
     このがちがちの固定観念、これまで行ってきた技術もプライミング効果から脱却できない姿。
     つまりイノベーションが無いまま、ベテランになった人である。
     
  一例をあげると・・・・
    宇井清太はウオータースペースも作らないでSUGOI-neで植えている!
    SUGOI-neは直ぐ粉になって排水しない。こんなものでランは作れない!
    宇井清太は地面にCymbidiumを並べている!
    肥料をやらないとダメではないか!
    シンビは芽かきしないと咲かない!
    ランは小さな鉢に植える!
    夏に乾燥させると花が咲く!
    ランの鉢は長くないとダメ!

  こういうものもある。
  宇井清太はSUGOI-ne栽培で、上記したようなことを守らないで栽培している。
  だから、少しランをかじった人から、宇井清太は園芸の常識も知らないヤツと軽蔑されることになる。
  全部プライミング効果に縛られ囚われている人の言葉である。
  誰かの書いた本を読んで鵜呑みにしている人である。
  
  

  自生地に鉢植えのラン等1株もない。
  ウオータースペースは何のために作る????
  自生地はかれ落ち葉が分解して粉状になっている毛細管現象のある所である
  水ゴケにカトレアは一株も自生していない・・・。。
  Cymbidiumは自生地で地面である。棚に自生などしていない。
  前記のようなことは、人間の身勝手な考えで植物を鉢に植えるから、そんな栽培常識が生まれただけである。
  水ゴケ栽培なら、水ゴケは乾燥すると水ハジキするから、
  ウオータースペースを作らないことには水ゴケを湿らすことは出来ない。
  そこで工夫されたもの。フウラン栽培にはウオータースペースなどない。
  バンダの木枠作りにもない!
  SUGOI-neでは、毛細管現象が優れているから、そんなもの作らなくても良いのである。
  そもそも、自生地のスコールは天から降る!
  ウオータースペースに水を注ぐ潅水などというのは・・・潅水ではない!
  葉を濡らさない雨などないからである。









































ラン栽培技術。
どれを見てもみな同じことが書いてある。
宇井清太もラン栽培を始めた昭和37年当時、それまで発行された戦前の「実際園芸」から、
名著といわれる蘭書も読んだ。
その後 RHS,AOS,CSA, NSW,の会員になり会報を読んだ。
しかし・・・・画期的な栽培法は書かれていなかった!
ラン菌削除の栽培法は世界各国どこで行っても根本的な問題を解決していない。
つまり枝葉末節の技術で終始する。
それらの本の栽培技術と、現在の蘭書の栽培技術に大きな違いはほとんど見られない。
つまり、新しい栽培技術が生まれなかったということである。
何故なのか。
ラン栽培の根本であるコンポストにラン菌が削除されてきたからである。
ラン菌の生息しないコンポストでの栽培は、誰がどのように栽培しても結果はほとんど同じになる。
つまり、原理原則を捉えていない栽培である。
だから、100年前の本も、現在の本もほとんど同じことが書かれている。
これがクセモノである。
初心者が多くの本を読んだとき、どれも同じことが書かれているから、
既に、ラン栽培の技術は完成していると考える人が出てくる。
数学でいえば1+1=2というようにだ。
数学という学問は、どこの国の誰が1と1を足せば2になる。
ところがラン栽培はそういうものではない。
日本にラン温室が10000あれば10000の栽培法がある。
プロなら沈黙を守る。
ウオータースペースは一例であるが、そんなことを口にするようでは、レベルがバレルというものである。
宇井清太は・・・Cymbidiumの芽を掻かないという人がいる。
なぜ「芽かき」しないの・・・と不思議がる人がいる。
この言葉を聞けば、この人はどなたが書いた本を読んだか・・・直ぐにわかるというものである。
恐るべきプライミング効果である。
こういう園芸が大普及している。
ヒマラヤでは誰も芽かきなどしない・・・と宇井清太は言うことにしている。
肥料を与えなければ芽かきしなければならないほど多くの芽など出ないのである。
植物=肥料。
これが最も重大なプライミング効果の弊害である。
ランの自生地では誰も肥料などやらない。
だが、山から掘って来たとたんに肥料漬け栽培を敢行する。
常識とばかりに!
原種にもである・・・。
こういう常識は、炭素循環のないコンポストで栽培するから生まれたものである。
屋久島の大王杉に肥料を与えたという話は聞いたことないではないか?

原種、新種の発見という分類学のことは、非常に詳しいのであるが、栽培技術は進歩がない。
日本のラン界は西欧の「博物学」の一部門の植物分類学を重視する。
博物学という学問は日本にはない。
明治政府が急いで西欧に肩を並べるために、博物学を細分化した。
植物の研究といえば植物分類学である。
標本は倉庫に保存である。
そこには栽培して保存する必要は無かった。


そういうことがあって、現在の蘭界も、栽培技術の新技術開発より、
どちらかといえば原種、新種の発見に重点が置かれてきた。
そういうことで、近頃ランを始めた人は、ほとんど原種を販売している業者に行く。
そこで見るランがプライミング効果になる。
原種のコレクター。
プラントハンター崇拝者になる。
宇井清太の所に来る人は、数は少ないが育種したいという思いになる。
これもプライミング効果である。
SUGOI−neを宇井清太のところで見た人はSUGOI−neの虜になる。
SUGOI−neの成果を見ない人は・・・SUGOI−neを否定する。
時代遅れになるとも知らずに。
困ったことに、SUGOI−neを否定する業者がいる。
その業者に出入りしている人は、プライミング効果でSUGOI−neの食わず嫌いの人生になる。

宇井清太もプライミング効果から離れるのにもがいた!
昭和30年代まで発行された内外の本を多く読んだからである。
ほとんど英国のラン栽培法又は翻訳・・・。
昭和40年代、AOS、RHS、CSA、NSWの会員になって会報を読んだ。
勉強したつもりなのが・・・・。
ラン栽培するには・・・自生地から聞け!
こういうことが解かるまでに30年を要した。
プライミング効果というのは、ここまで強いのである。
そういうことで、ラン会でSUGOI−neで栽培出来ないところもある。
会のベテランでSUGOI−neを使いこなせない人が講師になって指導している会である。
これもプライミング効果の弊害である。

そういうことで、正しいSUGOI−neの使い方をしていただくために、
自生地の枯れ落ち葉から、この講座では説明している。
日本の蘭界で「枯れ落ち葉」「プロトコーム」から説明したものはいない。
菌根植物であるラン科植物を説明するに、この二つが最も重要でありながら、
これまでここから栽培法を構築したものがいないからである。
枯れ落ち葉の炭素循環。
このことが、皆さんのプライミング効果で脳裏に深く刻まれれば、
21世紀のラン界は大隆盛になる。
ランが主役のラン栽培法である。
ランの笑顔が嬉しいラン愛好者になりたいではないか!


プライミング効果の最も激しいのが宗教がからんだときである。
アメリカ人の30%の人は、現在でも動物も植物も神様が創ったと思っているという。
ダーウインの進化論、メンデルの法則を学校で勉強しながら、
大きくなってからも神が創ったという観念。
宗教はこのプライミング効果を最大限に利用しているのである。
リンネ。
分類学の創始者。まさに天才である。
リンネは神の啓示によって創造主である神が作りたもうた万物のリスト作成を敢行した。
ランの分類も・・・まさに・・・このリンネのリスト作成を起源とする。
日本の蘭界は学のある人ほど、この植物分類学のプライミング効果を身につけている。
それを蘭界では「権威者」と呼ぶ。
ラテン語の読み方の解説の方が、栽培法の解説よりも多くのページを割いている本すらある。
植物分類学の分類だけが分類の全てではない。

 ○ この植物が食べられるか、食べられないか・・・・これが人類最初の分類法。 
      薬用ラン、食用ラン(バニラ)
 ○ 菌根植物であるか、菌根を持たない植物なのか。
 ○ 独立自養植物か、そうでないないのか。
 ○ CAM型植物か、そうでない植物なのか。
 ○ どういう環境のところに自生しているか。 湿生植物、地生植物、着生植物、乾生植物・・・などの分類法、
 ○ 倍数体の違い・・・2倍体、3倍体、4倍体、5倍体・・・染色体数分類法。
 ○ 作物の育種素材としての可能性があるのか、無いのか・・・・
     ラン界では古来5大属と言われてきた。
     この5大属というのは、育種したとき、広大な美の領域を展開できる遺伝子を持つというランである。
     西欧の園芸人は200年前に、将来の育種の成果を予言、予測する能力を持っていたことになる。
     近頃、原種ブームの中で、5大属以外のランが騒がれることがあるが、
     良く考えれば、それらのランは何かが欠落している。
       オンシジューム・・・・どう育種しても花径が足りない。
                  ステムがCymbidiumのように太くはならない
       リカステ・・・・ステムが長くはならない。
       ・・・・・・・
       ・・・・・・・
    育種した場合、限界、壁があるランがほとんどである。
    
    かつて、デンドロのノビル系もそのように評価され、英国で5大属とされながらも冷遇された。
    これも一つのプライミング効果の弊害であるが、
    日本の山本二郎氏が、このプライミング効果を捨て、敢然とデンドロの育種を行った。
    結果は、皆さんのご存知の通りで、広大な美が繚乱と花開いたのである。



 蘭界、園芸界の最大のプライミング効果が3倍体神話である
   蘭園の盛衰・・・・の決定付けしたプライミング。

  Cymbidiumには3倍体神話がある。
  銘花 リリアン スチュワート
      サンフランシスコ
   世界各国の蘭展を席捲し賞を欲しいままにした。
   育種の究極の姿として、この二つの名を知らないものは蘭を知らないという花である。
   昭和30年代から蘭を始めた人なら、驚愕の花として現在も記憶をしている名花中の名花である。
   その後、多くの蘭で育種されたが、この二つを超える成果はない。
   この二つの銘花は3倍体品種である。
   カトレアでも4倍体を懸命に探した結果ボーベルスなどが発見されたが、
   Cymbidiumの成果に遠く及ばない。

   1940年代から戦争をはさんで1950年代の世界の農業、園芸の育種で、
   最新の遺伝学の成果は木原均
のゲノム説であった。
  このゲノム説が世界に発表されると、世界のラン界はランにこの理論を導入した。
   まさにラン界は情報産業なのである。

  2倍体、3倍体、4倍体・・・・
  過去に育種されたCymbidiumの品種を、この先端の学説での検証が行われた。
  Cymbidiumには・・・アレキサンデリー’ウエストンバート’FCC/RHSという驚愕の名花があった。
  これを調べた所染色体が4倍体であることが解かった。
  木原先生は4倍体のスイカをコルヒチンで作り、
  それに2倍体の花粉を交配させ種無しスイカを作ることに成功していた。
  この育種理論をCymbidiumに導入した。
  そして、前記の銘花が作出された。
  なぜ生殖能力のない3倍体植物のCymbidium作出なのか。
  植物の4倍体、3倍体の個体は細胞が2倍体に比し大きいことから、
  花は巨大に、ステムは太く、花弁は厚くなる。
  草丈大きく、生育旺盛になる。
  タネのないバナナ、オニユリ・・・
  戦後の世界の洋蘭界は、名花作出を競った。
  そういう流れの中で、木原先生の4倍体西瓜、種無し西瓜作出に技法がランに導入されたのは必然である。
  Cymbidiumには、前記のアレキサンデリー’ウエストンバート’FCC/RHSの子供に、
  多くの4倍体個体の名花が発見された。
  直ちにそれらの個体を交配親に使ったおびただしい2倍体品種との交配が行われた。
  1950年代から1960年代のことである。
  宇井清太がラン栽培を始めたのが1960年。
  アメリカのラン界が、倍数体育種で名花を続出させた栄光の時代である。
  アメリカのラン界が最も光輝いた時代である。
  その栄光を背負った交配が、前記のリリアン スチュワートとサンフランシスコである。
  この交配からは、名花が続出した。
  この名花の確率を超えるものは、他のランで見ることは出来ない。
  カトレアでも4倍体個体は検索され、ボーベルスなどが発見され交配親に用いられたが、
  Cymbidiumほどの成果は出なかった。
  そういうことでカトレアにはCymbidiumのような神話、伝説化した交配、品種はない。  
  (Cymbidiumの3倍体神話からデンドロの山本二郎氏は、4倍体のパーモス’グローりー’を育種に用いた。
   銘花を続出させてデンドロの価値を高めた)
  3倍体植物は生育早く、強健という・・・
  このプライミング効果は、実生培地にコルヒチンを添加するというテクニックまで用いることになる。
  アメリカ、英国のCymbidiumは、ラン界を席捲し、蘭展での入賞をほしいままにした。
  切花産業の切り札として3倍体品種は脚光を浴び、Cymbidiumの切花栽培は大産業になるかに見えた。
  大きな落とし穴が隠されていた。
  ランがバナナ、オニユリ、ブドウのような完全自養植物ではないという根本が欠落していた。
  ランがラン菌と共生して生きる菌根植物であることを削除した、近代無機化学農法を導入した栽培。
  人間が作った3倍体Cymbidiumに、株分け後の大きなダメージが待っていたのである。
  メリクロンから約8年から10年後に、株の老化が待っていた。
  鉢栽培での肥料漬栽培の盲点である。
  このことは、アメリカのラン栽培法を導入した日本のラン界も同じ運命をたどった。
  Cymbidiumの切花栽培はほとんど挫折した。
  壮大な夢を描いた大蘭園が・・・・
  3倍体植物は強健という・・・プライミング効果の前に沈んだ。
  宇井清太も、このプライミング効果から抜け出すのに長年もがいた。
  Cymbidiumの育種では・・・3倍体品種を作りたくなるのである。
  ステムは太く、花が大きく、花弁は厚く・・・花保ち良く・・・輸送に耐える。
  まさに、市場に出荷する条件を満たしているからである。
  だが、鉢で栽培する限り、株分けという手術が必ずしなければならない。
  その場面で経営が破綻する。
  世界を席捲したCymbidiumの大ラン園が、次々に姿を消した。
  3倍体神話のプライミング効果は、世界のラン界に大きなダメージを与えたのである。
  神が作った3倍体植物と人間が作った3倍体植物に、大きな差異があったのである。
  ラン展での入賞花が産業になる優良品種ではないということである。
  FCCは名花というプライミング効果。
  審査の基準がまるで違うのである。

  こういうことがあって、日本では使い捨てのラン鉢物経営が行われるようになった。
  メリクロンは、鉢物栽培に都合が良い技術である。
  苗生産と製品生産を分離出来るからである。
  株をメリクロンで更新しながら経営を継続することが出来るからである。
  

  SUGOI-ne。
  宇井清太のラン菌新発見によって、ランが菌根植物であるという原理原則に適った栽培が可能になった。
  このラン菌による炭素循環栽培法の開発には、
  上記のような壮大な夢の挫折が隠されているのである。
  ラン作りなら、絶対に知っておかなければならないプライミング効果の怖さである。
  Cymbidiumの3倍体神話は、ラン界の栄光と挫折の物語である。
  ランの本にはこれまで書かれたことのない秘話の一つである。
  
  


  
           

   


  
ラン栽培法は本当に完成しているのか????


         プライミングの固定観念が進化を阻害する


    
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